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おいしい紅茶とおいしい水には深い関係があります。そんな水についての豆知識です。

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水が紅茶に与える影響とは、一体どのようなものがあるでしょうか?

紅茶と水の関わりについて、みていきたいと思います。


コーヒーでも、スープでも、使っている水が果たす役割は大きいといえますよね。同様に、それは紅茶においても非常に重要なのです。

 

そのとき知識として意識しておきたいことは、

「空気」「硬度」「沸騰」の3つについてです。

使う水の中の空気が抜けていると、泥臭くエグミのある紅茶になります。

水の硬度が高すぎると、ドロリとした感じで重たくなり、逆に硬度が低すぎると、香味が出過ぎてバランスの悪い味わいになってしまいます。

 

 

では水道水はどうなのでしょうか。
日本の汲み立ての水道水は、空気がいっぱい含まれているために、最適とまでいわれています。

ただし、長時間汲み置きしたままの水や、再沸騰させた魔法瓶のお湯などは、空気が少ないためにおいしい紅茶ができませんので、使うことは避けて下さい。

私も横着してたまにやってしまうので、今後は気を付けたいものです。

 

茶の味を十分に引き出したいなら、ミネラル分が少なめの軟水の方が、オススメです。

日本の水はほとんどが軟水ですから、そういう意味でも、水道水だって十分おいしい紅茶が淹れられる要素があります。


紅茶の茶葉は、100℃から80℃までの間で抽出されていきます。

ですから、紅茶を淹れる時に使うお湯の温度についても、気を付けないといけません。

アツアツのお湯がベストなので、意識して淹れたいと思います。

 

<水の空気>

 

空気が少ないと、茶葉のジャンピングが起こりにくく、旨味が抽出されない場合があります。

水道水を使う場合は、勢い良く蛇口を捻って、たっぷりと空気を含ませるのがポイントになります。

水道水のカルキ臭など、嫌な臭いが気になる場合は、浄水器を設置して対応すると良いようです。

軟水のミネラルウォーターを使用する場合でも、水道水を少し混ぜると良いようですよ。

 

<水の硬度>

 

水の硬度は、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの、ミネラル含有量を表す数値です。

日本では普通、100mg/L以下を軟水、100mg/L超を中硬水や、硬水としています。

日本の水道水は、ミネラル分が適度に含まれた軟水のため、甘みや旨味が感じられて、紅茶を淹れるのに向いているといわれています。

カルキ臭が気になるようでしたら、1~2分沸騰させてから使うようにするか、浄水器を通してから使うようにすれば良いようです。

海外のミネラルウォーターなどでは、採水地により硬水の場合も多くあります。硬水で

例えば、硬度約300の水で紅茶を淹れた場合、黒っぽい水の色になり、渋みや香りは控えめになりますが、コクは出やすいものになります。

このように、海外のミネラルウォーターに多い硬水は、一般的に紅茶に不向きといわれています。

超軟水の例えば硬度10の水で紅茶を淹れた場合、水の色は明るくなりますが、香味が出過ぎてバランスを欠いたものになったりします。

 

<水の沸騰>

 

水の沸かし方の基本は、茶葉のジャンピングに必要な空気を、十分に含ませられるかになります。

水から強火で沸騰させて、硬貨大の大きな泡が音を立ててはじけて、表面が波打ってきた状態がベストです。

沸騰直後から、沸騰数十秒の頃のお湯であれば、茶葉のジャンピングも起こりやすいのです。

逆にお湯を沸騰させすぎると、空気が逃げてしまうので注意してください。

以上のことから

日本の水道水や、日本のミネラルウォーターにたっぷり空気を含ませて、お湯を沸騰させて紅茶を淹れる。

ただそれだけで、おいしい紅茶を淹れられるということですよね。

こういったことを見てみると、私たちの住む日本は、少し気をつけるだけでおいしい紅茶を淹れるのに適した環境だといえますよね。

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