おいしいバターが簡単に手作りできるんです。先日牧場体験で作って食べて美味しかったので、また作ってみようと思い立って。
いつも朝食は何を食べていますか?
うちは最近パン食が多くなってて、面倒なので食パンのトーストが多いのですが、毎日同じだと飽きてしまうので、食パンの上に塗るマーガリンを、ジャムにしたり、チーズを載せてみたりと変化を楽しんでいます。
たまにバターを塗ってみたいと思うのですが、うちでは切らせていることが多いので。
先日、淡路島牧場へ遊びに行った時に、牧場体験というのがありました。
・乳牛の「乳しぼり体験」
・「乳飲まし体験」
・搾った牛乳で「バター手作り体験」
というのがあったので、子どもたちとやってみることにしました。
どれも読んで字のごとくなのですが、
「乳搾り体験」は、やさしくうまく乳を搾るのに少しコツが要ります。
上から下に押し出すように、搾り出せばピューっとでてきました。
「乳飲まし体験」では、子牛だと思って専用の哺乳瓶を咥えさせたら、引っ張る力が強いのなんので。
そのあまりの強さに、決して哺乳瓶は手から離さないで下さいという注意を守れず、子供たちの力では抑えきれずに持って行かれてしまいました。
おかげで哺乳瓶を取り戻した時には、もう草まみれで土まみれで、大変なことになっていました。
もう、ごめんなさいというか、子牛の力は侮れません。
「バター手作り体験」では、搾りたての牛乳に生クリームを混ぜて、一生懸命に振ってバターを作りました。
思っていたより疲れましたが、簡単にバターがちゃんと出来たので、とても嬉しかったですし、子供も面白がっていました。
これはいい体験ができました。
その時の楽しかった思い出というか、思い出しましたので、自宅でバターを手作りしてみようと思いつきました。
作り方なのですが、市販の牛乳は普通、ホモ牛乳なのでバターは作れません。
ノンホモ牛乳が入手できれば大丈夫ですが、余程の自然食料品店や、乳牛を飼っているところで分けてもらわないといけないので、今回は生クリームを使った方法でやってみたいと思います。
<必要な材料>
1.生クリーム 30mL(大さじ2杯)
例えば、タカナシ北海道純生クリーム47(あるいは42)
※使用する生クリームは、必ず「種類別:クリーム」のものを使ってください。
「乳又は乳製品を主要原料とする食品」や、「植物性脂肪」のクリームでは
バターはできません。
また、乳脂肪分42%以上の高脂肪の生クリームを使用してください。
2.蓋付きの容器(100mL程度はいるもの)
3.空のグラスかコップ
<作り方>
1.きれいに洗って乾かして清潔な蓋付の容器に、生クリームを入れて蓋をします。
2.音がしなくなるまで、蓋が開かないようにして、激しく上下に容器を振ります。
※生クリームは、容器の1/3までの量にしてください。
※蓋が締まっているか、開かないかよく確認してください。
※生クリームが、体温などで温まるとバターにならないことがあるので、容器は
冷やしながら作業しましょう。
3.蓋を開けて、割り箸で掻き混ぜて、でてきた水分をグラス(コップ)に移します。
この作業を3回繰り返します。
※出てきた水分は、バターミルクという栄養たっぷりなものです。
捨てずに飲んでください。
4.容器に残った黄色い塊が、お待ちかねのバターです。
※出来上がったバターは、必ず作ったその日のうちに食べ切ってください。
どうですか?手作りのバターの味は。
市販のバターと違って、塩分が少ないので味気ないと感じる部分もありますが、新鮮なので美味しく感じませんでしたか?
では、なぜ生クリームを容器に入れて振っただけで、バターが出来るのでしょうか。
その原理は、生クリームの中には脂肪が入っていて、その脂肪はうすい膜で覆われています。
容器を振ると、脂肪の膜が破れて中の脂肪同士がつながります。
容器をさらに振ると、脂肪同士がつながって、間に空気が入った状態のホイップクリームになります。
この状態から、さらに容器を振り続けると、水分が離れてもっと脂肪同士がくっつきます。
これがバターになるんです。
もっと美味しいバターをお探しなら。
繊細にして優雅な、フランス伝統の醗酵バターです。
昔ながらの伝統製法を守って、チーク材チャーン(練機)を使って作られるエシレバターです。
このバターは、フランスの伝統を示すA.O.C.(原産地統制呼称)の表示が認められている数少ない製品のひとつとしても有名なんです。
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