コーヒーは生鮮食品と一緒で煎りたて・挽きたて・淹れたてが美味しいんです
最近、またコーヒーに目覚めつつあります。
あの何とも言えない、コーヒーの淹れたての香り。
特に仕事、作業に集中したい時やした後に、この一杯がいいスイッチになります。
美味しいコーヒーって、どんなことを言うのでしょうか。
個人のテイストの好みの話ではなく、そのコーヒー本来の美味しさは、一体どんな
時なのか。
コーヒーは、ワインのような熟成させると美味くなるものではなく、日本酒などと
同様の仲間で新鮮さ(鮮度)が命の飲み物で、コーヒーカップに注がれるまでの
全ての行程で、新鮮さ(鮮度)が求められます。
◯生豆を寝かせても、旨味は出ません。
コーヒーの生豆は、時間の経過とともに水分含有量や成分が変化します。
以前、「オールドクロップ」という、2年以上寝かせた豆が珍重された時期があった
ようですが、香りが弱くて味が単調になりやすいので最近はそうでもありません。
現在は、「ニュークロップ」という、今年採れたばかりの新鮮なコーヒー豆が、
最良とされています。
・ニュークロップ
今年採れたばかりの新鮮なコーヒー豆。
収穫後数ヶ月しか経っていないので、水分含有量が多くて重い。
豆の色は濃い緑色をしていて、見た目にツヤがあります。
焙煎は難しいが、味も香りも最高のものです。
・バーストクロップ
昨年度に収穫されたコーヒー豆。
収穫から1年以上経つと、水分含有量が減少していき、色もやや白っぽくて
薄くなります。
重さや質感も軽くなって、コーヒー豆の光沢や感触も低下していきます。
・オールドクロップ
2年以上寝かせたコーヒー豆。
2年~3年以上経つと、水分含有量はさらに減少していき、軽くなり色は白っぽく
なります。
乾燥しているので火の通りが良く、焙煎初心者であっても、安定した味を出すこと
が出来ます。
◯焙煎後に時間が経過するほど風味が抜けます。
コーヒー豆は、焙煎後に酸化が進むことで劣化していきます。
・コーヒー豆を焙煎後
コーヒー豆から、二酸化炭素が盛んに放出されて、香り成分も一緒に抜け出して、
香り成分が減少してしまいます。
焙煎後、2~3週間ほどで香りが飛びます。
・コーヒー豆を挽いた後
コーヒー豆から、二酸化炭素が盛んに放出されて、香り成分も一緒に抜け出して、
香り成分が減少してしまいます。
美味しく飲めるのは、1~2週間以内となります。
・コーヒーを淹れた後
コーヒーから、二酸化炭素が放出されて、香り成分も一緒に抜け出して、香り成分
が減少してしまいます。
コーヒーを淹れた後、20分程度で香りがなくなります。
コーヒーは、淹れてから時間が経つと、コーヒーの風味はどんどんと落ちていきます。
これは、お湯の高温の影響で、香味成分の化学変化が急速に進むので、最初の一口と
最後の一口では、味が違ってしまいます。
また、空気に触れることで酸化することも、コーヒーの風味を変化させます。
◯コーヒー豆を買う時には、冷暗所で保管されているものを選びます。
外気温が10℃上昇すると、酸化のスピードが急速に速まります。
これが意味することは、コーヒー豆(商品)が、店舗のワゴンなどに置かれていた
煎り豆は、直射日光を浴びていて酸化がかなり進行したりしていると予想されるので、
購入は避けた方が良いと思われる。
家で保管、保存する時にも、温度や湿度が高くなくて、直射日光(間接も)が
当たらない、
出来るだけ冷暗所に置いて保管しましょう。
本場イタリアのプロが徹底監修【極上コーヒーセレクション】 について